英語表現を学ぼう 5
もし石油や石炭などの化石燃料がなかったら、20世紀の歴史はまったく異なったものになっていたに違いない。
→Without fossil fuels such as oil and coal, the history of the 20th century would have been completely different.
・「~がなければ…に違いない」の時制は?
Without ~, S would/ could have + 過去分詞形の形を用います。
これは「もし(現実と違って)~がなかったらSVになっていただろう」ということがらを表すときに用いる表現で仮定法過去完了形と呼ばれています。この構文はwould/ couldの後を過去形にしたいのですが、助動詞の後を過去形にはできませんから、have + 過去分詞形で過去形の代用をするわけです。
wouldでもcouldでもほとんど意味は変わりません。mightを用いた場合には「ひょっとしたら~だったかも」という感じになり、少し弱くなります。
・「石油や石炭などの化石燃料」は?
具体例をあげるには~ such as...が便利です。fossil fuels such as oil and coalとすることも可能です。なお、「石油」を表す正式な語はpetroleumです。
・「20世紀」にはtheがいるか?
the 20th centuryとします。「世紀名」には必ずtheをつけることに注意してください。なおthe twenties centuryと書いてもかまいません。
・「まったく異なった」は?
ふつうdifferentは、be different from~の形で使いますね。ですが、この文ではfrom~の部分はなくても十分に意味はわかりますから、省略した方がすっきりします。もし補うならfrom what used to beとなります。なお「まったく」という強調の副詞はcompletely/ totallyなどです。quiteは、それほど強い副詞ではなく、ここでは適しません。
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